mpx373mirの日記

主にスマートフォンのレビューや情報の感想が多くなってます、人に文章を見せる練習に色々

スマートフォンとかのCPUでの綱引き

qualcommのsnapdragon810が中々に発熱で苦しんでいるようですが
なんとなくスマートフォンのCPUというかSoCの将来のシェアの状況を予想
スマートフォン向けとタブレット向けを分けて1年後~2年後くらいを想定して



まずARMに対し食い込もうとするintelの立場を

今のintelAtom、CPU silvermontは大体Snapdragon800くらいの性能なんですね、それでzenfone2の評価見る限り別段省電力で優れているわけでも無い

今のintelスマートフォン向けにおける立ち位置は「最新のハイエンドARMSoCに性能面で太刀打ち出来ず、ローエンド~ミドル向けARMSoCに省電力面で太刀打ち出来ない」という中途半端な性能に、LTELTE-Advancedなどで無線対応が複雑化している中qualcommに採用実績で圧倒的に劣るという、中途半端で実績の少ないなかなか苦しい位置にあるでしょう。

将来に目を向けると、ARM側は、Cortex-A57採用の端末が続々と発売され、更にCortex-A72が発表・採用SoCも発表されて今年度には採用端末が披露されそう、qualcommの独自CPU kryoも着々と進行中で同じく今年度末~来年初めには採用端末が披露されそう、と着実に開発が進んでいる中
intelはsilvermontをシュリンクしたgoldmontのタブレット向け・PC向けの製品が発表・発売されている状態で、これはIPCもクロック周波数も伸びて無く絶対性能は伸びない。次のairmontでアーキテクチャに手が入るので性能が伸びるのですが、確実に来年以降の発表になるでしょうから、現在進行形で性能向上が行われるARMに比べると遅れを取る状況で厳しいでしょう。

また、今は消費電力をあまり考慮しなくて済むタブレット向けに低価格でそれなりに性能があるという路線でかなり押していますが、これは今はARMのローエンド~ミドルレンジ向けのCPUが省電力コアのA53しかなくタブレット向けにしては低い性能にならざるを得ない隙間を突いた形になった結果でしょう。


注目はintelのSofiaとARMのCortex-A72で、intelがCortex-A53より高い性能のローエンド帯に製品投入、ARMはA57の置き換え及びA57よりもコストのかからない位置にCortex-A72を投入となって、これがどう影響するか



こう考えると、ここ1~2年はスマートフォンのハイエンド向けはintelは全く食い込めずARM、特にqualcommnvidiasamsungが今の立ち位置を維持するのはまず確定的でしょう。
ミドルレンジ~ローエンドはintelが食い込むこともあるかもしれませんが、MediaTekがそれなりに採用実績を作ってきている中でどれほど食い込めるのか不安な気がします。Cortex-A72の登場でA53一辺倒なミドルレンジの事情も変わり性能を出せるようになるでしょうし

タブレット向けではハイエンドにCortex-A72やその後継を使ってMediaTekなどが廉価で高性能なSoCを出しintelに対抗しようとするでしょう、intelがシェアを落とすか否かは正直ちょっと予想出来ないというか、材料少な過ぎて想像出来ない。
あとなんだか今のAndroidタブレットって安さが命みたいな競争している所がある気がするんです、ハイエンドが盛り上がらない。この傾向やLTE対応が重視されない傾向が続くと、MediaTekintelに挟まれてqualcommが存在感を無くしていくかもしれませんね。




なんか1~2年後くらいはスマートフォンMediaTekqualcommのが載ったローエンドスマートフォンqualcommSamsungnvidiaのが載ったハイエンドスマートフォンとに二分、タブレットintelMediaTekのが載ったローエンドやミドルレンジ機種
といった様になるんじゃないですかね。
少なくとも僕はそんな感じで端末を保有していそう


6/20誤字修正