T300Chiのレビュー
T300Chiのレビューをしていくのですが
購入遅過ぎてSurface pro4やSurface bookやDell XPS12が発表されてしまって涙目です
つらい
一週間ほど外出先で使ったり自宅で使ったりしてみました。
使用用途はoffice使った文章編集とpdfの閲覧、それからウェブブラウジングと動画閲覧といったものです。
CPUがBroadwell世代のCore M 5Y71にメインメモリ8GBと、正直この用途では若干オーバースペックな所があって快適に動作します。
しかしこのCPUがなかなか曲者で、ベンチマークをしていてわかったのですがある程度負担かかっている状態でも一定時間負担がかかるまで0.78GHzの状態を保とうとし、octuneやCPU-Zなどのベンチマークではクロック周波数が0.78GHzのままで定格の1.2GHzにすらならないという有様でした。高負担が続く場合であってもTBがかかるまで時間がかかり、この点がよく言われる「CoreMはモッサリ」という評価の原因になってるのかもしれませんね。
最大性能は高いのでブラウジング中など継続的に負担のかかる状況ではスイスイ動いてくれます。
アルミ合金製の天板とキーボードは手触りが良く見た目でも満足させてくれます。縁のカットもかっこいい、最近のミニマルなデザインの流行に比べると少し前時代感のあるデザインですが、まあこれは好みで…
キーボードはピッチが十分取られていてかつ変な配列でもないので打ちやすいです。中央部で力を入れるとたわみますが、気にならない程度かと思っています。タッチパッドが少々使いづらいかもしれません、一体型タッチパッドでクリックがし辛いことと、Zenbookに比べると面積も小さい。またこのキーボードbluetooth接続なので切り離した状態でも使用可能です。数分ほど放置していると節電のためか接続が切れてしまうのですがこれ設定で変えられないのかな…
問題は重量ですね、キーボード合わせると1.42kg、片手で持つとずっしり来ます。本体のタブレット部だけだと約720gと非常に軽いので閲覧だけの時はよくキーボード外してタブレットとして使っています。
電池持ちにも問題ありです、タブレット本体を薄くした代償なのかCoreMにもかかわらず6.6時間の持続時間となってしまっています(ディスプレイがfullHDの5Y10モデルは7.7時間)。実際に使っていても長時間の利用とはならないですね。wifi切ってディスプレイ輝度を最低にして省電力モードにすると8時間くらい持つようですが、そこまでするのはそれはそれでちょっと。
WQHD解像度の精細なディスプレイは良いですね、以前使っていた安いwinタブに比べると雲泥の差です。画面サイズが大きくないので、小さい文字でも潰れず読めるというのは使いやすさにかなり寄与するように思います。比較検討していたT100HAを選ばなかった最大の理由がこれでした。
次にベンチマーク結果を載せていきます。
上で書いたように、ベンチ時であっても負担の軽いベンチではクロック周波数が上がらず、負担をかけてもクロック周波数が上がるまで時間がかかってしまいます。
例えばCPU-Zに最近付属したベンチではsingle・multi両方のテストでクロック周波数が上がらずスコアもそれぞれ300と500前後、stressテストを5秒ほどかけると周波数が上がり始め10秒ほどで2コアTBでの限界の2.57GHzに達し、この時のスコアは1500前後に。この動きは充電中にしたりWindowsのintel DPTF設定からcTDPやPowerLimitを変更したり、省電力モードにしても変わらず。
なので他のベンチでもTBが効いていないものや低クロック周波数のままで動いたものがあるかと思います…
CPU-Zでの動作
PassMarkその1
PassMarkその2
Octane、Chromeで
DQ10ベンチ、低品質HD解像度でそれなりにプレイ出来そう
とりあえずだらだらとこんな感じで
CoreM搭載でそこそこの性能、タブレットにもなる変則機種かつそれなりに持ち運べて性能も欲しいという機種でしょうか
あとは筐体が安いタブレットよりも高級感あるのでそれも
持ち運び特化であればお勧めは出来ないですね・・・やはり1kg切るくらいでないと毎日どこへでもとはならないです。
CherryTrailやSkylakeでなく最新ではありません。素性は良いんですが特化した能力もない中途半端という持病持ちの高級機種、そんな感じ。