冷笑したがる態度について

　3年くらい前か、Twitterで意識高い系動物が流行ってそれを見てゲラゲラ笑っていたのを覚えています。それに限らず意識高い系はネットコミュニティで定番のネタですけど、ネタにする人も前向きに生きていくことの大切さはわかった上でネタにしているんだと思うんですね。
対して僕の場合前向きに生きることすら否定して斜に構えているところがあって「人と一緒に笑ってるけどお前はその意識高い系よりも屑な人間じゃないか」と突っ込みを受けるような状態なわけですよ。

　ところでいわゆる意識高い系って心の中で他人と自己とを比較して自己を他人と違う存在・他人より優れた存在だと思おうとしていて、そのために意識高い言動で自分についての既成事実みたいなのを作って自己肯定感を得るんでしょうけれど。
この自己を特別だと思いたい願望って、僕みたいな冷笑したがりの人間も、多分全く同じものを持っているんですね。だから誰かを貶めて自己肯定をしたい。でも僕の場合は批判されることへの恐怖心から自分で何かを成し遂げたり行動を起こすことから逃げていて、意識高い系みたいな言動を取るのも躊躇われる。そこで意識高い系を茶化すネタに便乗して意識高い系を見下す、″誰かを見下している人を見下す″凄く屈折したやり方で自己肯定感を得ていたんです。脳内麻薬撒き散らして。
これって結局誰かの言葉に便乗してるだけで何も考えてないですしそれどころか何もしないことを肯定して気持ち良くなる、無気力を強化してしまって自己肯定感を得るやり方としては最悪なやり方。

　結局、自己肯定感を得るのに他人を利用しようとする、他人や己の立場を利用して自分を慰めようとするところからがまず間違っているんでしょうか。。