mpx373mirの日記

主にスマートフォンのレビューや情報の感想が多くなってます、人に文章を見せる練習に色々

キャリアアプリの不具合で最も割を食うのは誰か

タイトルの通りです

 携帯電話という高度なサービスには利用のために様々なサービスが必要になるわけです。通信量の計測だとか契約内容の確認・変更だとか、あるいは携帯の機能面に食い込んだ内容を提供していたり…
3大キャリアと呼ばれるdocomoAUSoftBankはキャリア提供のメールサービスを扱うためのメーラーや、各有料コンテンツ用の携帯料金払いとの合算払いサービスなどなど携帯の機能面にかなり食い込んだサービスを提供しています。

中でもdocomodocomoで販売する機種ほぼ全てにLiveUXやドコモ電話帳などのdocomo開発のアプリ群を入れて、プリインストールアプリしか使わないユーザーに対する端末の利用体験の向上を目指しているようです。
http://mobileascii.jp/elem/000/000/091/91814/

(ここまでどうでも良い前置き)


 ですがこれらのアプリ群、2010年から始まったSPモードを始め、不具合や使い勝手の悪さの評判をネットでもちらほら見ます。(僕も一時期Gmailを受信出来ない人用にSPモードメールを使ったことがありますが、相手の送信後1日経って届くという酷い受信遅延のせいで約束が潰れてしまった経験が…)
最近でも某クチコミサイトでLiveUXの不具合を端末の初期不良と誤認して、何度も端末交換を繰り返していると思わしき人を見たのですよ。

こういうアプリ群は、他の代替となるアプリを使わない層をカバーしようとしているのですが、
大概そういう人達はスマートフォンの利用において問題にぶつかった時、何が問題を起こしていてどうすれば解決出来るのか、ということを切り分ける習慣が無かったり、あるいはそこまで端末利用に興味が無かったりします。
つまりこういうキャリアのアプリ群が不具合を起こした時最も割を食うのは、キャリアのアプリ群がカバーしようとしている人達という、不条理に満ちた状況があるわけで。

例えば、SPモードメール遅延問題なんて知らない人は他のメールサービスに切り替えたりせずまたなんでメールを送ってくれないんだろうと下手すれば人間関係まで被害を受けてたかもしれないですし、LiveUXの不具合で延々端末交換を繰り返すなんてどれだけ時間を無駄にするか知れたものじゃないです。


 コンピューターのバグというものは避けられる物では無くて、必ず一定数存在してしまうものです。バグと仕様の違いなんて認識の違いでしかないでしょう。
キャリアのアプリ群にも必ずバグは存在するものですし、バグが存在すること自体は責められるようなことでは無いと思います。しかし最も手厚くサービスを施すべき層(消費者保護的な意味でも、販売戦略的な意味でも)が最も割を食うというのは、提供者側としてはどう考えているんでしょうね…

どうせスマートフォンなんですから、色んなアプリを自分で選べることをもっと強調した方が早そうですけれどどうなんでしょう。
メーカーを跨がって同一のユーザエクスペリエンスを提供出来るのはメリットなんでしょうけれど、当然デメリットもありますよね。